「合志市野々島」オオスズメバチ駆除
合志市野々島で、スズメバチらしき大きな蜂が飛んでいるとのご連絡をいただき、すぐに急行いたしました。
蜂の姿を確認したところ、スズメバチの中でも大型のオオスズメバチだとわかりました。
オオスズメバチ駆除は、プロにとっても大変危険な作業で緊張が走ります。
完全防備のもとで巣を探しました。
お客様は「巣が見当たらない。」とご自宅の建物を見上げながら探していらっしゃいます。
ですが、オオスズメバチは予想を覆し、建物や木の上ではなく、土の中に巣を作ることがある珍しい性質を持ちます。
今回もオオスズメバチが地表近くを飛び回っているのを見つけ、庭木の根元付近の土の中に巣があることを発見しました。
巣の場所や状態を目視で確認後、オオスズメバチが巣へと戻ってくる夕刻まで待ちます。
日没後、巣に3mほど近づきますが、夜間はオオスズメバチが神経質になっており、わずかな足音や振動でも巣の外にオオスズメバチが飛び出てきます。
刺されては大変なので、鎮まるまで待ちました。
燻煙剤を棒の先にくくりつけて点火し、巣の出入り口に当てます。
入り口付近で見張っていたオオスズメバチが飛び出してくるので、すかさず殺虫剤をスプレーして駆除します。
燻煙剤を入り口付近で10~20秒ほど燻煙して、入り口に出てこないようにした後、さらに奥へと差し込まなくてはなりません。
防護服を着ているとはいえ、緊張する作業です。
オオスズメバチの動きがなくなれば、燻煙は終了できますが、そのまま一晩放置しておくとより効果が発揮できます。
まだ外に残っていた蜂が日が昇ってから戻ってきた際に、煙は立っていなくても、巣に付いた燻煙剤の成分に触れて死滅するからです。
お客様にご説明を行い、一晩放置した後、翌朝再び訪れました。
オオスズメバチの動きはほぼないようでしたが、大きな巣であったため、今一度燻煙剤を焚いたうえで、巣の入り口に土をかぶせて硬め、封鎖しました。
よくあるすり鉢状の巣であれば、まるごと撤去することができますが、土の中なので完全撤去という方法が採れません。
そのため、2日がかりで燻煙を徹底したうえで封鎖をするに至りました。
オオスズメバチが土の中に巣を作ると非常に厄介です。
気付かずに庭を歩いていて巣を踏んでしまい、飛び出してきたオオスズメバチに刺される被害も発生しています。
オオスズメバチの被害は7~11月の活動期に多く発生します。
特にオオスズメバチの数が最も増大する9~10月は要注意です。
狂暴性も高く、ミツバチやキイロスズメバチの巣を襲って全滅させ、幼虫をエサとして捕獲することも少なくありません。
強力な毒針と口を持っていますので、人間が刺されるとかなり危険です。
オオスズメバチと思われる大きな蜂を見つけたら、ご自身やご家族で駆除しようとなさらず、巣を探すなどの行動も控えてください。
刺激をすると襲ってきますので、近づかず、刺激せず、プロにご相談ください。
お客様の声
合志市 D.W様
合志市野々島に住んでおりますが、梅雨明けして庭の手入れをしていたら、大きな蜂と遭遇しました。
蜂の種類には詳しくなく、ミツバチくらいしか見分けがつきません。
ですが、羽音と見た目から蜂だと思い、しかも大きかったのでスズメバチだったら大変と連絡を取りました。
ただ、よくテレビで見るような大きな蜂の巣が見渡してもないので、どこから飛んできているかわかりません。
調査してもらい、土の中に巣があると知り驚きました。
危険なオオスズメバチ駆除をしていただき、感謝に絶えません。