「宇城市豊野町中間」ヒメスズメバチ駆除
宇城市豊野町中間のお客様から、庭にアシナガバチのほか、スズメバチらしき蜂が飛ぶようになったので見に来てほしいとご依頼をいただきました。
アシナガバチがけっこう飛んでいると聞き、ヒメスズメバチかもしれないと推測できました。
スズメバチにもいくつか種類があるのですが、多くのスズメバチはクモやコガネムシ、クモをはじめ、ミツバチの幼虫などの昆虫全般を捕獲して、自分の巣に持ち帰って幼虫に与えています。
これに対し、ヒメスズメバチは、アシナガバチの巣の中にいる幼虫のみがターゲットになります。
そのため、アシナガバチの活動時期である5月~10月頃に活動するスズメバチというと、ヒメスズメバチの可能性があると考えました。
実際にお庭を見渡すと、アシナガバチのほか、ヒメスズメバチが飛んでいるのを発見しました。
ヒメという名前が付いていますが、大きさはオオスズメバチの次に大きいです。
ただし、巣の大きさはあまり大きくならず、成虫の数も100前後と、ほかのスズメバチに比べると群生する規模は小さくなります。
幼虫を育てるために、アシナガバチの巣を狙い、アシナガバチの幼虫や蛹の体液を持ち帰るのが特徴です。
アシナガバチの様子をしばらく観察しましたが、アシナガバチの巣はご自宅にはないようです。
少し先に林があり、林のほうと行き来しているので、アシナガバチの巣はおそらく林の中にあるのでしょう。
その巣を狙ってヒメスズメバチが、雨風がしのぎやすいご自宅のどこかに巣を作ってしまったと思われます。
ヒメスズメバチを観察してみると、床下へと入り込むのを確認できました。
床下の通気口を出入りしているので、床下に巣を作ったのでしょう。
蜂の巣というと屋根裏や軒下、木の上など高い場所にあるイメージがありますが、実は床下に作るケースも少なくありません。
床下は雨風がしのげ、暖かくて過ごしやすく、鳥などの天敵にも狙われにくいためです。
特にヒメスズメバチは比較的低い場所を好み、かつ巣が巨大化しないので、床下でも巣が作りやすいものと思われます。
通気口から覗き、羽音のする場所に目をやると巣の場所が確認できました。
ヒメスズメバチは攻撃性は高くなく、めったなことでは人を襲ってきません。
ですが、体が大きいので針も長く、刺されるとかなり痛く、ダメージは大きいです。
ヒメスズメバチ駆除をするために巣が襲われるとなると、刺されるおそれも高いので、通気口から薬剤を封入して死滅させることにしました。
ヒメスズメバチ駆除ができたところで、巣は残さずに取り去る必要があります。
人間の体は通気口の枠を外しても入ることはできませんので、室内にお邪魔し、畳を1枚外して、床下へと入る必要があります。
床下は当然ながら立って進むことはできず、腹ばいになり、ほふく前進で進むことが必要です。
巣がある場所を特定しているので、床下の構造を確かめたうえで、進んでいきました。
巣は比較的小さいので、床下の作業でも、比較的スムーズに除去することができました。
お客様の声
宇城市 C.J様
宇城市豊野町中間にある住まいでガーデニングを楽しんでいますが、日頃からアシナガバチの姿はよく見かけていました。
アシナガバチは特に悪さをするわけでもなく、刺されたこともないので気にしていなかったのですが、暖かくなるにつれ、別の蜂が飛んでくるようになりました。
スズメバチっぽい形だったので、刺されては大変と思い、駆除を依頼しました。
蜂の巣は上のほうにできるものとばかり思っていたので、いつの間にか床下に巣が作られていたと知って驚いています。