「大竹市防鹿」ヒメスズメバチ駆除
大竹市防鹿のお客様から、戸袋の中にハチの巣を作られたらしいと駆除依頼が入りました。
ハチの種類はわからないとのことでしたが、1匹のハチが室内に飛び込んできたものの、刺されることはなかったとのことで一安心です。
すぐにお伺いさせていただき、調査をさせていただいたところ、ヒメスズメバチだとわかりました。
ヒメスズメバチは、比較的小規模な集団で、巣も小さめです。
巣を作る場所も、閉鎖的な場所を好む傾向にあります。
たとえば、今回のように雨戸の戸袋をはじめ、床下や天井裏、換気口、木の洞などです。
住宅の思わぬ隠れた閉鎖空間に、いつの間にか巣が作られてしまいます。
しかも、巣が小さく、見えにくい場所なので気付きにくいです。
住宅の隙間的な場所かつ、室内にも密接した場所に作るので、今回のように思わぬタイミングで室内に入り込んでくることも少なくありません。
部屋の中に入られて、近くに巣があるかもと気付くケースが多いです。
ヒメスズメバチは、スズメバチの中ではおとなしい性格で、過度に刺激をされない限り、人を攻撃することや刺すことはありません。
そのため、今回のケースでも、いきなり室内に入り込まれても、特に追い払ったりせず、自然と窓から出ていくのを待ったとのことで、刺されることはありませんでした。
ただし、巣を襲うなどすれば攻撃してくるおそれはあります。
ヒメスズメバチは、オオスズメバチ並みのサイズがあるので、針が太く、いざ刺されればかなり痛いです。
オオスズメバチと異なり、毒性は弱いですが、それでも患部が腫れ上がるおそれがあるので、何より刺されないように気を付けなくてはなりません。
今回、戸袋の中の巣を撤去するにあたり、雨戸を外して室内から行うと、室内に入り込んで攻撃的になるおそれがあるため、屋根にのぼって外側から行うようにしました。
屋根の上での高所作業は慣れていますが、防護服を着用しているので、常に神経を集中させて慎重に作業しています。
作業音に気付いたのか、数匹のヒメスズメバチが戸袋から飛び出してきたので、殺虫剤をスプレーします。
次にヒメスズメバチが飛び出してこないよう、戸袋の中に殺虫剤のノズルを入れて噴霧しました。
飛び出してくるヒメスズメバチに攻撃されないよう、少し離れた場所に退避します。
動きが落ち着いたところで、作業しやすいよう外側から雨戸を1枚外します。
落下しないよう、安全な場所に置いてから、巣を取り出す作業を行いました。
ヒメスズメバチの巣はハスのような形で穴があり、そこに白い繭のようなものが突起した、少し奇妙な様相です。
戸袋の中にこびりつくように付着していますので、これを道具をうまく使いながら切り離して切除します。
袋の中に入れて、生き残りがいるといけないので殺虫剤を噴きかけてから、袋を密封しました。
戸袋の中に木の枝や除去した巣の破片などが残っているので、細いほうきなどを入れて清掃を行います。
きれいになったところで、雨戸を戻し、無事にヒメスズメバチ駆除は完了しました。
お客様の声
大竹市 R.O様
自宅の2階の1室は、子どもが独立して以来使っておらず、雨戸が閉め切りの状態になっていました。
久しぶりに雨戸を開けて、風を入れようとしたら、雨戸が全開できず、何か詰まったような感覚があります。
と思ったら、ハチがいきなり飛び込んできて驚きました。
怖くなって急いで閉じましたが、どうやら戸袋の中にハチの巣を作られてしまったようです。
刺されると危険なので、どうしようもできず、専門業者に相談させていただきました。