蜂の巣駆除お役立ち情報

ミツバチの特徴と巣作り
【駆除する4つの方法とポイントを紹介】

ミツバチの特徴と巣作り

ミツバチの巣の駆除にお困りでしたら、専門業者に依頼するのが正しい方法です。自分で駆除したり放置したりすると、刺されてケガをするリスクがあります。

本記事では、ミツバチの特徴、巣を作成する狙い目になりやすい場所、巣を発見したときの注意点、巣を駆除する方法、駆除のポイントなどを解説します。

ミツバチの2つの特徴

花とミツバチ

ミツバチの生態をご紹介します。

体長 15mm程度
体の模様 黄色と黒の縞模様で、体全体が毛で覆われている
性格 比較的温厚で、攻撃性が低い
活動時期 ほぼ1年中

ミツバチはほかのハチと比較して体が小さく丸っこいフォルムで、性格も穏やかです。絵本のキャラクターなどに使用されることなどもあり、私たちにとって比較的身近で親しみのあるハチといえるかもしれません。

一度針を刺すと死んでしまう

ミツバチは一度針を刺すと死んでしまいます。これはミツバチが針を刺して飛び立とうとしたときに、お尻がちぎれてしまうためです。

そのため、ミツバチは、巣を守るなどのよほどの理由がなければこちらを狙ってこないといわれています。

1匹が刺すと仲間のハチが集まる可能性がある

1匹のミツバチが人を刺すと、同じタイミングで刺激臭が発生します。この刺激臭は仲間を呼ぶために発せられるものです。

この臭いに反応したミツバチの群衆に襲われる可能性があるので注意が必要です。

攻撃性が高くなる時期は年に2回

ミツバチはほかの種類のハチとは異なり、群全体で越冬します。そのため、2、3月に活動を開始して10、11月頃まで活動します。

活動を始める2、3月と、越冬の準備を開始する始める10、11月の時期は攻撃性が高まる時期です。普段は穏やかな性格ですが、この時期は敏感になっているため少しの刺激でも反応して人を刺すことがあります。

日頃からミツバチの巣に近づくことは避けるべきですが、この時期はとくに注意しなくてはなりません。

ミツバチの巣の特徴や作成する狙い目になりやすい場所

ミツバチの巣の特徴や作成する狙い目になりやすい場所を知っておくと、巣を探しやすくなります。ただし、軽い気持ちで巣を探したり、発見しても刺激したりすることは避けましょう。

巣の特徴

ミツバチの巣の特徴

見た目
  • 表面に六角形の巣穴がある
  • 平らな板が幾重にも垂れ下がったような形状
  • 板の枚数が10枚以上になることもある
成分
  • ミツバチの腹部から分泌される蜜蝋(みつろう)で作られる
  • 最初は白色で、だんだん黄色に変色する
構造
  • 六角形を隙間なく並べたハニカム構造
  • ハニカム構造は飛行機の翼や人工衛星の壁にも活用されている
スペース
  • ハニカム構造により、スペースを無駄なく活用できる
  • ミツバチの部屋を多く作成できる
強度
  • ハニカム構造により、衝撃に強くダメージを受けにくい
1つの巣にいるハチの数
  • 小さい巣なら3,000匹程度
  • 大きい巣なら50,000匹程度

巣を作成する狙い目になりやすい場所

ミツバチの巣は、比較的人の出入りが少ない場所や人目につかない閉鎖空間に作られることが多いようです。一例を紹介します。

  • 家屋の床下、軒下、屋根裏
  • 換気扇フードの内側
  • 倉庫の中
  • 壁の隙間
  • 木の内部にできた空洞

ただし、必ずしもこのような場所にあるとは限りません。家の近くで頻繁にミツバチを見かけるようになったのであれば、近くに巣が見つかる可能性があります。

巣の場所が気になるからといってミツバチを追いかけて探すことは避けましょう。万が一ハチを刺激してしまったら大惨事になりかねません。

 

ミツバチの巣を発見したときの注意点

巣に群がるミツバチ

ミツバチの巣を発見した際の注意点をご紹介します。

巣に近づかない

まずは、巣に近づかないことが大切です。中にハチがいるのか、どのくらい大きい巣なのかなど気になってしまうかもしれませんが、うっかり近づくと刺される可能性があります。

ミツバチはほかのハチに比較して穏やかな性格ですが、まったくこちらを狙ってこないわけではありません。越冬準備をする時期などはとくに敏感になっているので、偶然巣の近くをとおりかかっただけで狙われることもあります。

ミツバチの巣を発見しても軽い気持ちで近づかないようにしましょう。

刺激を与えない

ミツバチの巣を叩いたり揺らしたり、意図的に刺激を与えてはいけません。

また、香水やジュースなどの扱いにも注意が必要です。ミツバチは甘い匂いを好むため、香水なども刺激に含まれます。

放置しない

ミツバチの巣に近づけないからといって、そのまま放置することも問題です。ミツバチの巣を放置しておくと以下のようなリスクがあります。

  • 常にミツバチに刺される危険にさらされる
  • 害虫を引き寄せる
  • 家屋が汚れる、傷む

ミツバチの集めた蜜の匂いに引き寄せられてアリやゴキブリが集まることがあります。また、ミツバチの巣を狙ってスズメバチやアシナガバチのような危険なハチが狙ってくる可能性もあります。

ミツバチの巣から漏れた蜜、ミツバチの糞尿や死骸などで家屋が汚れると、劣化を早めることもあるのです。

ミツバチの巣を駆除する方法

ミツバチの巣を駆除する方法

ミツバチを駆除する方法は以下の4つです。

  • 自分で駆除する
  • 自治体に相談する
  • 養蜂場に引き取ってもらう
  • 専門業者に依頼する

それぞれの方法について詳しくご紹介します。

自分で駆除する

ミツバチは比較的温厚な性格なので、自分で駆除しようと考える人もいるかもしれません。まだ巣がそれほど大きくない段階であれば自力での駆除も可能です。

その際は、このあとにご紹介する準備物や手順をしっかり守り、確実に作業しましょう。ただし、少しでも不安なのであれば、無理をせずほかの方法を検討することを推奨します。

自治体に相談する

お住まいの自治体によっては、ミツバチ駆除を援助してくれる場合があります。次の例が挙げられます。

  • 武蔵野市:駆除にかかった費用の一部を助成してくれる
  • 神戸市:委託業者に依頼して巣を駆除をしてくれる
  • 横浜市:駆除の道具を貸し出してくれる

ただし、このように駆除に対応している自治体はそれほど多くありません。また、自治体は土日祝日や年末年始が休みとなるため、早急に対応してもらえない可能性もあります。念のため、ほかの方法も検討しておくとよいでしょう。

養蜂場に引き取ってもらう

ミツバチは温厚な性格で、ハチミツを作ったり果実の受粉などを行ったりする、私たちの生活と切り離すことはできない存在です。そのため、駆除以外の方法を考える人もいるでしょう。そこで、養蜂場に引き取ってもらうという方法も検討できます。

ただし、もし依頼してもすぐに引き取ってもらえるとは限りません。自治体などに依頼するよりも手間や時間がかかることが多く、すべての養蜂場が対応しているとは限らないので注意しましょう。

専門業者に依頼する

ミツバチの巣の駆除は、専門業者への依頼がもっとも最適です。ミツバチの生態や巣の特徴などを熟知しているため、的確に駆除してくれます。

また、業者は対応が早いので、場合によっては依頼した翌日に駆除してくれることもあるので安心です。

取り除いた巣の始末や死骸の処理なども、業者が最後まで行ってくれるので、ご自分で行うことは何もありません。

駆除に必要な道具を準備したり、ハチに刺されたりするリスクもないので検討してみてはいかがでしょうか。ミツバチの巣はハチの数の多く、手が届きづらい場所に作られているため駆除に時間がかかります。また、特殊な道具が必要となることもあるので、専門業者であれば安心して任せられるでしょう。

もしミツバチの巣の場所がわからないという場合でも、業者なら場所の特定も行ってくれます。費用はかかりますが、発見した巣の駆除を依頼すれば調査費用を割引してくれる業者もあります。

巣が大きくなる前に、早めに業者に依頼して駆除を行いましょう。

ミツバチの巣は自分で駆除できる?ポイントを解説

ミツバチ駆除のスプレー噴霧

ここからは、ミツバチの巣を自分で駆除する際のポイントを解説します。

準備するもの

ミツバチの巣を駆除する際の準備物は以下のとおりです。

準備物 必要な理由や注意事項
防護服
  • 身を守るために必要
  • 駆除専用の防護服があれば理想だが高額(自治体によっては貸し出してくれるケースもある)
  • 手持ちの服で代用する場合は、白色で厚めの生地のものを選ぶ
防護メガネ
  • メガネで目を保護するため
  • ハチは黒いものに反応する習性があるので必ず装着する
殺虫剤
  • 新品の殺虫スプレーを2本以上用意する
  • 殺虫剤が足りないと興奮したハチに狙われる
長い棒
  • 巣を落とす際に使用する
  • 巣に届くだけの十分な長さの棒であることを確認しておく
懐中電灯
  • 赤い光を放つ懐中電灯が好ましい
  • ない場合は、赤いセロファンを貼っておく
  • ハチは赤色を認識しにくい習性があるので準備する
マスク
  • 噴霧した殺虫剤を吸い込まないため
ゴミ袋
  • 駆除した巣やハチの死骸を入れるための

駆除の手順

ミツバチの巣を駆除する手順は以下のとおりです。

順序 項目 内容
1 巣の表面に殺虫剤を噴射する ハチの巣から2~3メートル離れた場所から、巣の表面に噴射する
2 巣の中に殺虫剤を噴射する 巣の中にも噴射し、しっかりと奥まで殺虫剤を行き渡らせる
3 ゴミ袋を準備する ゴミ袋を巣の下に置く
4 巣を落とす 棒を使い、ゴミ袋の中に巣を落とす
5 ゴミをまとめる 地面に落ちた巣のかけらやハチの死骸をトングなどでゴミ袋へ集める
6 ゴミ袋を閉じる ゴミ袋の中に入れたハチの巣にもう一度殺虫剤を噴射し、込袋を完全に閉じる

刺されてしまったときの対処法

万が一に備えて、ミツバチに刺されてしまったときの対処法を確認しておきましょう。

順序 項目 内容
1 洗浄 刺された箇所を流水で洗い流す
2 針を抜く 針が残っている場合は、静かにそっと抜く
3 毒を除く 傷口から毒をしぼり出す(口で吸った場合は毒を吐き出す)
4 軟膏を塗る 傷口に抗ヒスタミン軟膏などを塗って冷やす
5 安静にする 20分ほど安静に過ごす
6 医療機関を受診する 以下のようなショック症状が出た場合は救急病院を受診する

  • 息苦しさ
  • 口の乾き
  • 冷や汗
  • めまい
  • 血圧低下
  • しびれ
  • 嘔吐
  • じんましん

 

自分で駆除するのは危険

手順などを確認すると、ミツバチの巣の駆除はそれほど難しくないと思われるかもしれません。しかし、巣の中にいるミツバチが死滅したかを判断すること、は素人には難しく、以下のような問題点やリスクもあります。

  • 刺激すると集団で刺される危険性がある
  • 巣にハチミツが溜まっていると重くて扱いづらい
  • 巣から蜜ハチミツが漏れてベタベタになり、後始末に時間がかかる
  • 閉鎖空間で作業するので身動きが取りづらくスムーズに駆除できない
  • 準備物を用意するのに時間や費用がかかる

自力での駆除は推奨できません。難しいと思った際は、できるだけリスクの少ない駆除方法を検討しましょう。

ミツバチの巣を発見したら業者へ依頼しよう!

窓の脇からミツバチを駆除

ミツバチはほかのハチに比較して性格が穏やかで、一度刺すと死んでしまうためよほどのことがない限り人を刺すことはありません。

しかし、自分の巣を叩かれたり、刺激のある匂いを嗅いだりすると狙ってくることがあります。

また、年に2回攻撃性が高まる時期があるので、この時期はただ巣の近くをとおりかかっただけで人を刺すこともあります。ミツバチの巣の駆除を甘く考えてはいけません。

ミツバチの巣の駆除方法を4つご紹介しました。この中で最もリスクがあるのは自分で駆除する方法です。万が一駆除に失敗すれば、最大で5万匹ものミツバチに狙われる恐れがあります。針に含まれている毒性は比較的弱いものの、大量のハチに刺されることでアナフィラキシーショックが起き、発疹、吐き気、呼吸困難などの症状が出る場合があります。最悪のケースでは死に至ることもあります。

また、ミツバチは屋根裏や床下のような人目につきにくい場所に作られやすいので、作業中にケガをすることもあります。無事に駆除できても、ハチミツでベタベタになった巣を回収して片付けるのも一苦労です。

このような理由から、自力での駆除は推奨できません。また、自分で駆除できないという理由でハチの巣を放置することも避けましょう。放置すれば常にハチに襲われるリスクがともなうため、安心して生活することができません。

無理せずハチの巣駆除の専門業者に相談しましょう。ハチの巣の駆除なら「ハチ駆除119番」が推奨できます。ハチの生態や駆除のノウハウを習得したプロが、ハチの巣をスピーディかつ確実に駆除してくれます。ハチの巣の場所がわからないという相談にも対応しています。安心して任せましょう。

https://hachi99.net/

まとめ

ミツバチというと、その見た目などからあまり怖くないという印象を持たれるかもしれません。確かにミツバチは私たちの生活と関係があり、攻撃性が弱く、身近に巣がなければそれほど恐れるものではありません。

しかし、家の軒下に巣があるなどの場合、話は別です。年に2回攻撃性が高まる時期があるため、何かの拍子に刺される可能性があります。1匹に刺されると仲間のハチからも次々と狙われるため、人によってはアナフィラキシーショックが起きて死に至るケースもあります。

また、家屋を汚す原因となったり、凶暴なハチを呼び寄せてしまったりするリスクもあります。放置することも望ましくありません。

ミツバチの巣を自分で駆除する方法は極力避けましょう。確実に早く駆除したい場合は、専門業者への依頼が最適です。ミツバチの巣でお困りの方は、ぜひ「ハチ駆除119番」に相談してみましょう。

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