蜂の巣駆除お役立ち情報

アシナガバチの巣の駆除方法とは?毒性や危険性についても解説

毒性のある針を持つアシナガバチ。
家の近くを飛んでいる姿を見て、恐怖を感じている方も多いのではないでしょうか。

アシナガバチが飛んでいるということは、近くに巣がある可能性もあり、刺されると非常に危険です。

そこで今回は、アシナガバチの特徴や危険性、巣を放置するリスクや駆除方法、刺された場合の応急処置方法などを詳しく解説します。

今現在家の近くにアシナガバチの巣があるという方は、近づかず、まずはこの記事を参考にして正しく対処しましょう。

目次

アシナガバチの特徴

アシナガバチは名前の通り脚が長く、脚を下げた状態でゆっくりと飛ぶ蜂です。
形が特徴的で、体や脚の先端まで黄色っぽい色なので、パッと見ただけで「アシナガバチだ!」とわかる方は多いかもしれません。

アシナガバチは市街地や公園など、人が生活している場所の近くに生息しています。
基本的には肉食で、主食となるのは芋虫などの昆虫ですが、花の蜜を食べることもあります。

長い脚が何よりの特徴ですが、体全体が細いのも特徴です。
体長は10〜30mmほどで、素早い動きをすることはあまりなく、ふらふらと飛びます。

5〜6月頃に働きバチが生まれ、7月から9月にかけてその数が最大となります。数が増えるこの時期は特に注意が必要です。

スズメバチ・ミツバチとの違い


アシナガバチと同じように日本に多く生息しているスズメバチやミツバチとの違いも知っておきましょう。

アシナガバチの体長が10〜30mmなのに対し、スズメバチは27〜45mmと大きく、スズメバチはオレンジ色の体をしていて脚は黒です。
アシナガバチのように脚を下げて飛ぶことはありません。

ミツバチは3〜13mmの大きさで、体はかなり小さく丸いのが特徴です。
胴体の頭よりの部分に毛が生えています。

アシナガバチと同様にスズメバチも毒針を持っていますが、ミツバチには毒針はありません。
毒性はアシナガバチよりもスズメバチの方が高く、アナフィラキシーショックが起きる確率もスズメバチの方が高いです。

寿命はミツバチが一番長く、働きバチでも最大6ヶ月程度生き、女王蜂に至っては2〜8年程度生きます。
アシナガバチは働きバチの寿命が1〜2ヶ月程度で、女王蜂で1年ほど、スズメバチは働きバチで1〜3ヶ月程度、女王蜂で1〜3年程度と言われています。

アシナガバチは基本的に女王蜂だけが冬を越しますが、冬眠するのではなく軒下や木の洞のなかで寒さを凌ぎます。
種類によっては雄バチも一緒に越冬することもあるようです。

スズメバチは女王蜂だけが冬眠し、次の春を迎えます。
ミツバチは巣の中が常に30℃程度に保たれているため、巣の中で快適に冬を越すのが特徴です。

アシナガバチ・スズメバチ・ミツバチのいずれも働きバチは雌だけで、雄バチは女王蜂と交尾して子孫を残すために生まれます。

巣の特徴

アシナガバチの巣はお椀を逆さにしたような形で、シャワーヘッドにも似ています。
サイズは最大で15cmほどで色は濃い灰色、六角形の巣穴があり家の軒先や屋根、窓枠、壁、太い木の枝に巣を作ることが多いです。

また、車のボンネットの中やタイヤと車の隙間に巣を作ることもあります。
巣の材料は枯れた木の皮です。

スズメバチの巣は越冬を終えた女王蜂が4〜5月頃に巣作りをします。
その前の年に作った巣を使うことはありません。
女王蜂が巣の中で卵を産み、働きバチが生まれると、巣がどんどん大きくなります。

ちなみにスズメバチの巣は最大サイズが80cmほどで、ボールのような形やフラスコのような形をしています。

ミツバチは板状の巣がたくさん重なってできており、最大で1mくらいになります。

アシナガバチの毒性や危険性とは

特徴的な見た目で恐怖心を持ってしまうかもしれませんが、アシナガバチは比較的温厚な性格をしています。
そのため、こちらから刺激しなければ、襲ってくることは滅多にありません。

半径1〜2m以上離れていれば、攻撃されることは少ないですが、巣に近づけば攻撃されたと認識して襲ってきますので注意しましょう。
またアシナガバチは毒針を持っていますが、スズメバチほど高い毒性はありません。

しかし、ハチ毒キニン、マストパラン、ヒスタミン、セロトニン、ポリアミン、ヒアルウロニダーゼ、アンチゲン5など、スズメバチの毒針と同じ成分も含まれています。

稀ではありますが、刺されるとアナフィラキシーショックを引き起こし、呼吸困難や痙攣、蕁麻疹、意識障害などの症状が出ることもあるので注意しましょう。
また、刺されると非常に痛みが強いのが特徴で、その痛みはスズメバチに刺されたときよりも強いとも言われています。

アシナガバチの巣を放置するリスク

家や庭の木にアシナガバチの巣を作られてしまった場合、放置するとさまざまなリスクがあります。

1. 刺される可能性が高くなる

アシナガバチの巣が近くにあるということは、それだけ多くのアシナガバチが近くを飛ぶということです。
攻撃性が低いと言われるアシナガバチですが、近くに寄ってきたときに手で払ったり、大きな声を出したりすれば、攻撃されているとみなして襲ってきます。

日本に生息しているアシナガバチにもいくつか種類がありますが、なかには攻撃性が高い種類のものもおり、何もしていないのに襲われてしまう可能性もあります。

また、巣に近寄れば刺されてしまう危険性は高いです。
大人は意識して気をつけたとしても、お子さんがいるご家庭であればさらに危険性が増してしまうでしょう。

2. スズメバチが寄ってくる

スズメバチの一種であるヒスズメバチは、アシナガバチのサナギや幼虫をエサとしています。
そのため、アシナガバチの巣を放置していると、攻撃性の高いスズメバチが寄ってくる危険性もあります。

スズメバチはこちらから刺激しなくても襲ってくることがあり、アシナガバチよりも高い毒性を持っていますから非常に危険です。
また、アシナガバチの巣を狙う、ヒスズメバチが近くに巣を作ってしまう可能性もあります。

3. トラブルにつながる可能性も

家や庭の木にアシナガバチの巣が作られ、その近くを近所の人や通りすがりの人が通って刺されてしまった場合、トラブルに発展する可能性もあります。

過去には訴訟を起こされてしまい、損害賠償請求された例もあります。

アシナガバチの巣の駆除方法

アシナガバチの巣を放置してしまうとさまざまなリスクがありますので、見つけた時点で駆除することが大切です。
ただ、きちんと準備をしなければ駆除中に襲われてしまいますから、まず必要なものを用意し、正しい手順で駆除を行いましょう。

巣の駆除に必要なもの

アシナガバチの巣を駆除するときは、以下のものを用意しましょう。

・スプレータイプの殺虫剤
・ゴミ袋
・長い棒
・ホウキとちりとり
・防護服
・防蜂ネット
・手袋と長靴
・懐中電灯と赤いセロファン

スプレータイプの殺虫剤

殺虫剤はスプレータイプで蜂用のものを準備しましょう。
ジェット噴射タイプのものがおすすめです。

蜂用の殺虫剤には、アシナガバチやスズメバチ、ミツバチに対して殺傷能力を持つ合成ピレスロイド系が配合されています。
巣の駆除だけではなく、近くを飛んでいる蜂を駆除するためにも使用可能です。

巣の駆除をする際は、一定の時間以上殺虫剤を噴射し続ける必要があります。
もし今自宅に蜂用の殺虫剤がある場合でも、容量が少ないのであれば買い足しておきましょう。

他の害虫用の殺虫剤の多くにも合成ピレスロイドが配合されているので、成分を見て含まれていれば代用しても構いません。

ゴミ袋

アシナガバチの巣を駆除すると大量の死骸が発生します。
ゴミ袋を用意しておき、アシナガバチの巣と死骸を処分しましょう。

自治体で指定のゴミ袋があれば、燃えるゴミ用の袋を使ってください。
また、巣を落とすときにダイレクトでゴミ袋に入れられるように、虫取り網にゴミ袋を被せておくと、駆除後の片付けが楽に済みます。

長い棒

アシナガバチの巣の中に殺虫剤を噴射し、完全に駆除した後、手で巣を落とすのは大変危険です。
蜂の巣に届く長い棒を用意しておきましょう。

巣に届く棒である程度の強度があれば、どんな棒でも構いません。

ホウキ・ちりとり


地面に落ちたアシナガバチの死骸を集めて捨てるために使います。
普段庭掃除などに使っているホウキとちりとりで構いません。

防護服

蜂駆除専用の防護服があると安全です。
自治体によっては防護服の貸し出しをしているケースもあります。

自治体のホームページで調べるか、問い合わせをしてみましょう。
購入する場合は数万円はかかってしまいます。

自治体からの貸し出しがない場合、レインコートでも代用できます。
レインコートを使用する場合は、厚手の長袖長ズボンを着用した上で、レインコートを着てください。
レインコートも厚手のものを用意しましょう。

蜂は黒い色を敵だとみなして寄ってきます。
服やレインコートは白に近いものを選んでください。

アシナガバチは白か黒にしか物が判断できません。
黒でなくても濃い色は黒だと判断されてしまいますので、真っ白である必要はありませんが、明るい色のものを選びましょう。

防蜂ネット

防蜂ネットは養蜂家が被っている帽子とネットが一体になったものです。
頭・顔・首回りを保護できます。

オンラインで数千円で購入できますので、安全のために用意しておきましょう。

防蜂ネットを購入しない場合は、ヘルメットか厚手の帽子をかぶって、目元はゴーグル、口元はマスクで守る方法で代用できます。
首にはタオルをしっかり巻いて、首元から蜂が入ってこないようにします。

手袋・長靴

防護服や防蜂ネットを用意したとしても、手や足が無防備では危険です。
厚手の軍手や革製やゴム製の手袋をつけましょう。

作業しづらくなってもいけませんが、軍手とゴム手袋を重ねるのもおすすめです。

長靴は普段使用しているもので構いません。
靴下を履いた上で長靴を履き、紐で縛って長靴の中に蜂が入らないようにします。

懐中電灯・赤いセロファン

巣の駆除は、アシナガバチがまだ活動しない夜中か明け方に行います。
そのため懐中電灯は必須です。

ただ、そのまま使ってしまうと懐中電灯の光にアシナガバチが突進してきます。
赤いセロファンを用意し、被せて使いましょう。

赤いセロファンを貼ることで懐中電灯の光が蜂が認識しにくい赤色にするためです。

駆除の手順

アシナガバチの巣の駆除は夜間か明け方に行うため、まず明るいうちに巣の場所を確認しておきましょう。
このとき巣に近づきすぎないように注意してください。

防護服や防蜂ネット、手袋・長靴で完全防備したら、赤いセロファンを被せた懐中電灯で照らしながら、静かに巣に近づきましょう。
多少の物音は仕方がありませんが、大きな音を出さないようにします。

巣の位置を正確に捉えたら、1〜2m離れた場所からアシナガバチの巣穴に向かって殺虫剤を噴射しましょう。
このとき、風上から20〜30秒程度噴射してください。

そのまま近くにいるとまだ死んでいないアシナガバチが出てきて攻撃してくる危険性があるので、噴射したらその場を離れて一旦待ちます。

少し時間が経ったら巣の近くに戻りましょう。
おそらく巣の近くをアシナガバチが飛んでいるはずですから、殺虫剤をかけて駆除していきます。

殺虫剤を浴びたアシナガバチは数秒で息絶えますから、蜂がいなくなるまで殺虫剤をかけ続けてください。
まだ生きているアシナガバチがいれば、光に集まってくるので殺虫剤をかけます。

巣穴からアシナガバチが出てこなくなったら、懐中電灯に被せたセロファンをとり、地面に置きます。
ここまでで行ったら、外が明るくなるまで一旦作業は終了です。

次第に明るくなったら、できるだけ早い時間帯に棒でアシナガバチの巣を落とし、死骸を片付けてゴミ袋にまとめます。
巣があった場所は虫が巣を作りやすい場所ですから、何度か殺虫剤をかけて他の巣を作られないように対策しておきましょう。

巣の駆除自体はここで終了なのですが、駆除から1週間程度は戻りバチに注意しなければなりません。
戻りバチについては後ほど詳しく解説します。

アシナガバチの巣を退治する際のポイント


アシナガバチの駆除をする際には、いくつか気をつけておきたいポイントがあります。
安全に駆除するために、必ずポイントを押さえておきましょう。

1. 駆除は夕方以降に行う

アシナガバチは日中に活発に活動しています。
そのため日中に巣を駆除しても、巣を離れているアシナガバチが大半です。

また、駆除している最中に、アシナガバチが戻ってきてしまうこともあります。
アシナガバチは夜は巣の中で大人しく過ごしています。

アシナガバチの駆除におすすめな時間帯は、日没から3時間後くらいの21時以降からまだ暗い明け方にかけて行いましょう。

2. 戻りバチに注意する

夜に駆除しても、日中に出かけたまま戻ってきていないアシナガバチがいるか可能性があります。
また、駆除する際に逃げていったアシナガバチもいるでしょう。

これらのハチが戻ってくることを戻りバチと言います。
蜂は帰巣本能を持っていますが、特にアシナガバチは巣への執着が強いので、必ず元の場所に戻ってきます。

本来アシナガバチは温厚な性格をしていますが、巣を駆除されてしまった戻りバチは攻撃性が高いです。
そのため、戻りバチがいれば何もしていなくても刺されてしまう危険性があります。

戻りバチは戻ってきて1週間ほどその周辺を飛び回るため、注意しましょう。
戻りバチの中に女王蜂がいた場合、また巣を作られる可能性もあります。

戻りバチを防ぐために巣を落とした後、巣があった場所に殺虫剤を撒いておきましょう。
一定期間はコンスタントに撒いておくのがおすすめです。

また雨が降ると殺虫剤の効果が薄れてしまうので、雨上がりにも撒いておきましょう。

また洗濯物も1週間程度は外に干さないことをおすすめします。
アシナガバチは匂いに敏感なため、洗濯物を干していると洗剤や柔軟剤の匂いに釣られて、洗濯物に寄ってきやすいです。

洗濯物を取り込むときに刺されてしまう可能性がありますので、しばらくは室内干しをしましょう。

3. 巣が作られたら早めに駆除する

アシナガバチは4〜5月頃に女王蜂が一人で巣を作り、その中で産卵して働きバチが生まれ、7月から9月にかけて蜂の数がピークになります。
アシナガバチの巣が作られたばかりの頃であれば、まだ女王蜂しかいない可能性も高く、そのタイミングであれば駆除も比較的簡単です。

巣が作られたのがわかったら、早い段階で対処しましょう。

4. 香水や強い匂いがするものをつけない


先ほどもお話ししましたが、アシナガバチは強い匂いに敏感に反応します。
そのため、駆除する際に香水など強い匂いがするものをつけていると、刺激してしまう可能性が高いです。

アシナガバチを退治する際は、香水などはつけないようにしましょう。
香りがするボディクリームや整髪料なども避けてください。

5. 黒い服は着ない

駆除に必要なものを解説した際にも触れましたが、蜂は黒を敵だと判断して攻撃してきます。
アシナガバチは白黒でしか物が見えていませんから、黒い服や色の濃い服は避けるようにしてください。

黒の色味であっても薄いグレーなど白に近いトーンであれば白に判断されます。

6. 巣を放置しない

巣にいるアシナガバチを駆除できたら、安心してしまうかもしれません。
しかし、完全に駆除したつもりでも、巣の繭の中に幼虫がいれば、数日後に成虫になって出てくる可能性があります。

駆除した翌日にできるだけ早い段階で巣を落として処分しましょう。
落とした巣にも再度殺虫剤をかけ、踏み潰しておくと幼虫が残っていた場合でも安心です。

7. 大きな声を出さない

アシナガバチがいきなり近くに来たら、びっくりして大きな声を出してしまうかもしれません。
特に虫が苦手だと、大きな声を出してしまいがちです。

驚くのは仕方ないのですが、大きな声を出すとアシナガバチを刺激してしまいます。
駆除する際にアシナガバチが近づいてきたとしても、声は出さないようにしましょう。

アシナガバチは益虫ってホント?


アシナガバチは肉食で芋虫など農作物を食い荒らす害虫を食べてくれるため、益虫としても知られています。
そのため農業をしている方の中にはアシナガバチを駆除しないという方もいらっしゃいます。

命を落とす危険があるスズメバチは自治体が対処してくれることもありますが、スズメバチ駆除を行っている自治体でも、益虫であるアシナガバチには対処してくれないところがほとんどです。

もし人が近づけないような高所や、生活に支障がないような場所に巣があるのであれば、益虫としてのメリットもあるので、無闇に駆除する必要はありません。
ただ、いくら益虫でも生活圏内に巣を作られてしまうと危険です。

すぐ近くに巣がある場合はできるだけ早く対処しましょう。

アシナガバチに巣を作らせないための予防法

アシナガバチに巣を作られてしまうと駆除の手間がかかります。
蜂の巣が作られる4〜5月頃から対策して、蜂の巣を作られないようにしましょう。

対策しておけば、アシナガバチ以外の蜂の巣予防にもなります。

1. 殺虫スプレーを吹きかけておく

蜂用の殺虫スプレーは蜂に有効な成分だけでなく、嫌がる成分も含んでいます。
吹きかけた場所に蜂が近寄らなくなるので、軒下やベランダ、庭の木などに殺虫スプレーを定期的に撒いておきましょう。

雨が降ったら効果がなくなるので、雨の翌日にも撒くようにしてください。

2. 木酢液を塗る

木酢液は蜂が嫌いな焦げ臭い匂いがする液のことです。
蜂が嫌がる匂いなので、蜂が巣を作りそうな場所に塗っておくと効果があります。

木酢液はホームセンターやオンラインで入手でき、自然のものなので、殺虫剤よりも安全性が高いです。

ただ、木酢液は独特の匂いがします。
洗濯を干す場所の近くに塗ると匂いが移ってしまうので気をつけましょう。

3. 水を撒く

蜂は乾燥した場所が好きなので、水を撒いて湿らせておくだけでも効果があります。
水が撒ける場所であれば定期的に水を撒いておくだけでも予防になるのでおすすめです。

アシナガバチに刺された場合の応急処置

万が一、アシナガバチに刺されてしまったら、すぐに応急処置をしましょう。
そのまま放置せず、以下の方法で対処してください。

すぐにその場から離れる

アシナガバチに刺されてしまったら、すぐにその場から離れましょう。
アシナガバチの毒には仲間を集めてしまう攻撃フェロモンが含まれています。
そのままの場所にいると仲間がやってきて襲われてしまう可能性が高いです。
また、声を出すと刺激して仲間が寄ってきてしまうので、静かに身をかがめてその場からすぐに離れましょう。

家の近くではない場所で刺されたのなら、その場から20〜50mほど離れます。

水でしっかり洗い流す

その場から離れたら刺された場所を水で洗い流します。
もし水道が近くになければ、ペットボトルの水を買って流してください。

アシナガバチの毒は水に溶けやすい特性があります。

毒を絞り出す

水で流したら、刺された箇所を指で挟むようにして毒を絞り出しましょう。
水道がある場所の場合は、そのまま水を流しながら絞り出します。

万が一のために、ポイズンリムーバーという毒出し専用のグッズを用意しておくと安心です。
1,000円程度で購入できる物なので、アウトドアや農作業などをする機会が多い方は購入をおすすめします。

軟膏などの薬を塗る

毒を絞り出したら、軟膏を塗っておきましょう。
抗ヒスタミンかステロイドが配合されたものが有効です。

市販の皮膚薬には抗ヒスタミンかステロイドが含まれているものが多くあるので、購入する場合は成分を確認してください。
あとは刺された箇所を冷やして、最低でも1時間は安静にしておきましょう。

必要があれば病院に行く

もし体調に異変があったり、アレルギー反応があったりするのであれば、速やかに病院に行きましょう。
「蜂に刺されたくらいで病院に行くのは…」と思ってしまうのは危険です。

アシナガバチの毒はアナフィラキシーショックを引き起こすこともありますから、病院を受診してください。

アシナガバチ駆除業者への依頼もおすすめ!

先ほどアシナガバチの駆除方法を解説しましたが、準備するものが多く、危険も伴います。
また夜間で足元が見えづらいので、怪我をしてしまう心配もあるでしょう。

「自分で駆除するのは難しそう」と感じたら、アシナガバチ駆除業者に依頼するのもおすすめです。
ここではアシナガバチの巣を業者に依頼するメリットと費用相場を紹介します。

依頼するメリット

アシナガバチの駆除を業者に依頼すると、どんなメリットがあるのでしょうか。
4つのメリットを紹介します。

1. 安全に駆除できる

業者に依頼すれば、自分で対処する必要がないため、駆除の最中に蜂に襲われて刺される心配がありません。
業者は蜂の巣駆除のプロですから、正しい方法で安全に駆除します。

自宅の中で待っておけば駆除が完了しますので、手間もかかりません。

2. 高い場所でも駆除が可能

高い場所に巣を作られてしまった場合、ご自分で駆除するのは大変危険です。
しかしアシナガバチ駆除業者なら、ハシゴや脚立を使用し、高所の巣も駆除することが可能です。

ご自分で高所の巣を駆除するためにハシゴや脚立を使用するのは転落して怪我する危険性があるため、手が届かない場所にある巣の駆除はプロに依頼するようにしましょう。

3. 必要なものを買い揃えるよりも安く済むケースも

蜂の巣駆除に必要なものを紹介しましたが、全て揃えるとなるとかなりお金がかかります。
ある程度のものがあればそれほど費用はかかりませんが、厚手のレインコートや防蜂ネット、長靴、手袋など、持っていなければそれなりの出費になってしまうでしょう。

もし防護服を買うなら、それだけで数万円かかります。
アシナガバチ駆除業者に依頼してかかる費用は業者によって異なりますが、あれこれ買うよりは安くなることが多いです。

4. 再発保証してくれる業者が多い

ご自分でアシナガバチの巣を駆除しても、戻りバチの中に女王蜂がいればまた巣を作られてしまう可能性があります。
アシナガバチ駆除を行っている業者のなかには再発保証を用意している業者が多いです。

その場合、一定期間内に再発した場合は、無料で対応します。
駆除の際に、戻りバチ対策も行うので安心です。

一般的な費用相場

アシナガバチ駆除にかかる費用は、どの場所にどの程度の巣を作られたかによって異なるため、一概には言えません。
それほど複雑な場所に巣があるわけでなければ、1〜2万円程度かかると考えておきましょう。

かなり危険を伴う場所や、室外機の内部など複雑な作業が必要な場合は、それ以上かかってしまうこともあります。

アシナガバチ駆除ならプロにお任せ!

アシナガバチ駆除は危険も伴う上に、準備するものも多く、手間もかかってしまいます。
ご自分での駆除に不安がある場合や難しいと判断した場合は「ハチ駆除119番」にお任せください。

年中無休で朝8時から24時まで対応しています。
最短30分で到着し、即日駆除も可能です。

お見積もりは無料で、アシナガバチの場合は3,000円の基本料金に作業代をプラスした金額で対応いたします。
現場を見てお見積もりをして、ご納得いただいた上で作業を行いますので、ご安心ください。

作業を行って1週間以内に巣が再発した場合のために「再発保証」制度があり、すぐに対応いたします。
賠償補償にも加入しておりますので、万が一、駆除中に建物を破損してしまった場合でも、責任をもって対応いたします。

アシナガバチだけでなくスズメバチやミツバチにも対応していますので、蜂にお困りの方はお気軽にご相談ください。

まとめ

アシナガバチの特徴や危険性、巣を退治する際のポイントなどを紹介しました。
アシナガバチは較的温厚ですが、刺激して刺されるとアナフィラキシーショックを引き起こす危険性もあります。

アシナガバチの巣を自分で駆除する際、必要なものを揃えるとなると数万円かかってしまうこともあります。
さらに駆除に適した時間帯は、日没から3時間後くらいの21時以降です。

暗い中、アシナガバチの巣の近くに近寄る必要があり、危険を伴います。
安全に確実にアシナガバチの巣を駆除したい場合は、駆除業者に依頼することをおすすめします。

「ハチ駆除119番」では、アシナガバチの巣の駆除を行っております。
自宅周辺でアシナガバチを見るようになった、ハチの巣みたいなものがあるという場合は、「ハチ駆除119番」にお気軽にご相談ください。

その他のサービス

  • ガラスの緊急隊
  • 金庫鍵開けセンター
  • G駆除24
ページトップへ