蜂の巣駆除お役立ち情報

ジガバチの生態や巣の特徴を解説!危険性や駆除方法についてもご紹介

ジガバチとは、日本に生息する土に穴を掘って巣を作るアナバチ科のハチです。
あまり馴染みのない名前かと思いますが、実は街中や公園などでも、比較的見つけることができます。
攻撃性は低く、むやみに近づかなければ人間に危害を与えることはないでしょう。
しかし、うっかり刺激して刺されてしまうと、ハチに刺された痛みや刺激をともなうため、注意が必要。
ジガバチの駆除には自分で対処する、もしくは、専門の業者に駆除を依頼する方法があります。

本記事では、ジガバチの生態や巣の特徴について解説。
また、危険性や駆除方法についてもご紹介しますので、ジガバチに対処する際の参考にしてください。

ジガバチの生態について巣の特徴や見分け方を紹介

ジガバチ

※画像参照元:Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/ジガバチ

ジガバチの基本情報は、以下のようになっています。

名称 ジガバチ
原産地 北アメリカ
分布地域 オーストラリア・ヨーロッパ・日本全国
体長 15mm〜28mm
特徴 頭部:黒色

腹部:細長く黒色、または、黄色やオレンジの模様

捕食対象 成虫:昆虫(イモムシ(ガの幼虫)・アオムシなど)

幼虫:昆虫(クモ・バッタ・ハエ・アブなど)

巣の場所 土のなかや、外壁、柱

 

ジガバチの生態

ジガバチの生態

冒頭でもお伝えしたように、ジガバチは穴を掘って土のなかに巣を作るアナバチ科に属するハチです。
ジガバチは、巣穴を掘るために土を砕いたり固めたりする際、羽を振るわせて音を立てます。
この時の「ジージー」という音が、「似我似我(じがじが)」と聞こえることが「ジガバチ」という名前の由来になったといわれているんだそう。

ジガバチは狩りを行う「狩りバチ」で、幼虫の餌にするためにイモムシやアオムシといった幼虫を毒によって麻痺させ捕えます。
獲物が死んでしまうと肉が腐り、幼虫に与えることができなくなってしまうからです。
そして、生きたままの獲物に卵を産み付け、そのまま幼虫の餌にしてしまいます。
残酷なようですが、卵からかえったばかりの幼虫に新鮮な餌を与えるための方法としては最適といえるでしょう。

ハチといえば、巣に集団で生息している印象が強いですが、ジガバチは単独行動をする「非社会性」のハチ。
幼虫は成長すると繭となって10日ほどで羽化し、巣穴を出ていき単独で行動するようになるのです。

また、日本国内で生息するジガバチにはいくつかの種類が存在します。
ジガバチの一覧は以下です。

日本におけるジガバチの種類一覧
アメリカジガバチ
モンキジガバチ
タイワンモンキジガバチ
ヤマトルリジガバチ
キゴシジガバチ
ミカドジガバチ
サトジガバチ
フジジガバチ

 

ジガバチの巣の特徴や活動時期

ジガバチの巣の特徴と活動時期

ジガバチの巣は、土の中に作られるほか、外壁や柱に土をくっつけて作られることもあります。
具体的には、庭先や公園の土のなかや、草木がまばらに生えているような土地であることが多いです。
巣といっても幼虫が成長するための場所であり、成虫となったジガバチは生活していません。
また巣穴は、幼虫と餌を一緒に入れて、砂利や鳥の糞でフタをするのが一般的。
土の表面がところどころボコボコしていたり、壁や柱に土がくっついている場合、ジガバチの巣の可能性があります。
周辺と色が異なる土にボコボコと穴が開いている見た目を、気持ち悪いと感じる方も少なくないでしょう。
しかし、この気持ちの悪い見た目こそが、ジガバチの巣である目印なのです。

ジガバチの活動時期は、幼虫が羽化し行動的になる5月~9月頃。
この時期は、庭先や公園で、ジガバチの姿をを見かける機会も少なくありません。
さらに7月月以降は、ジガバチが新たに巣を作り始める時期なので、遭遇するタイミングが増えるかもしれません。

ジガバチの見分け方

ジガバチの見分け方として、注目したいのが細長い胴体部分です。
同じアナバチ科のアシナガバチやスズメバチは、ジガバチと比較して胴部分が太くしっかりしています。

また、ハチといえば、くっきりとした黄色と黒の模様をイメージされる方が多いかもしれません。
ですがジガバチは、全体的に黒色をしており、腹部に黄色やオレンジの模様が入っているのが目印です。
注意点として、全体が黒色っぽいハチには、危険性の高いクロスズメバチや、森林に生息するアカスジツチバチなどもいます。
胴部分が細長く、全体が黒色をしているというのが、ジガバチの特徴だと覚えておきましょう。

ジガバチと出会ってしまったら?危険性や対処法を解説

悩む女性

一般家庭の庭先や公園など、私たちの身近な場所に生息するジガバチ。
このジガバチには、具体的にどういった危険があるのでしょう。
また、出会ってしまった場合は、どのような対処をするのがよいのでしょうか。
この項目では、ジガバチの危険性や対処法について解説します。

ジガバチの危険性について

ジガバチは、ハチのなかでも攻撃性が低いとされる種類。
姿を見かけても、むやみに刺激しなければ襲ってくることはないでしょう。
とはいえ、うっかり刺激してしまうと、ジガバチは自分の身を守るために人を刺すことがあります。
とはいえ、ジガバチは単独行動をするハチなので、集団で人間を襲ってくることがないため、命の危機というほどのことはありません。

ただ、とくに小さいお子さんやペットなどは、面白がって虫を追い掛け回すことがあるでしょう。
ジガバチは、獲物を麻痺させるほどの毒針を持っているため、お子さんやペットが刺されてしまうと危険です。

万が一ジガバチに刺された場合は、患部を刺激したり、無理に針を抜いたりするのはおすすめしません。
水で洗って冷やし、早めに皮膚科を受診しましょう。

刺されないための対処法

ジガバチが近づいてきたからといって、やみくもに手で追い払ったりすれば、怒らせて攻撃されてしまうので危険です。
ジガバチを見かけたら、慌てることなく落ち着いて、静かにその場を立ち去るようにしてください。

不用意に刺されないためにも、草木が茂る場所や自然の多い公園などに出向く際は、露出の多い服装を控えるのがよいですよ。
他にも、ハチが反応する黒い服を避けたり、香りの強い柔軟剤を使った服を避けたりするなどの刺されないための対策をとるのにこしたことはありません。
香水や制汗スプレー、香りの強い整髪剤なども避けるのがよいでしょう。

また、ジガバチは家の庭先にも巣を作ることもあるため、窓や玄関を開けたすきに、家のなかに侵入してくる可能性もあります。
家の中にジガバチが入ってきてしまった場合は、刺激しないように部屋を暗くして、窓を少し開いて外へ逃がすようにしてください。
退治しようと追いまわしてしまっては、逆に刺されてしまう危険性がありますので、気を付けてくださいね。

ジガバチ退治や巣を駆除する方法は?

山用のブーツとスコップ

攻撃的でなく比較的大人しいジガバチですが、庭先に巣があったり、刺されてしまったりするのは避けたいですね。
ここから、ジガバチを退治して、巣を駆除する方法についてご紹介します。
身近でジガバチに遭遇したり、巣を見かけたりした方は、お伝えする方法を試してみてください。

自分で駆除する

自分でジガバチの巣を駆除する場合は、殺虫スプレーを使った方法がお手軽です。

ジガバチの巣は、実は穴を埋めてしまえば駆除自体はできます。
しかし、巣穴にいるジガバチをより確実に駆除するには、殺虫スプレーを使うのがよいでしょう。

ジガバチは積極的に攻撃してくることがないとお伝えしましたが、こちらから刺激してしまうと、身を守るために襲ってくることがあります。
駆除を行う際は、肌ができる限り露出しない長袖・長ズボン、手袋などを準備して臨みましょう。
上下のレインコートや、つなぎの作業服などを着込むのもおすすめです。

ジガバチは土のなかに穴を掘って巣を作るので、巣穴を塞ぐ必要があります。
そのため、虫取り網、もしくは網目の細かいネットを用意しておきましょう。

巣穴を網で塞いだら、その上から殺虫スプレーを噴射します。
使用する殺虫スプレーは、ハチ駆除用のスプレーを使うのがよいですが、一般的な殺虫スプレーを使っても差し支えありません。
ジガバチの巣は、真っすぐに掘られているのではなく、入口が細く奥が大きく広がっています。
スプレーは、殺虫剤が巣の奥までいきわたるようにしっかり噴射してください。
最後に網を外し、巣穴を土で塞いでしまいましょう。

専門業者に駆除を依頼する

庭先にたくさんのジガバチがいる、家にジガバチが侵入して出ていかない、自分で巣の駆除をするのが難しいなど。
自分の力だけでは、ジガバチに対処できないというケースもあるでしょう。
また、せっかく自分で巣を駆除しても、退治しきれなかったジガバチが新たに巣を作ってしまう可能性があります。

そんなときは、専門業者に駆除を依頼することをおすすめします。
ハチの駆除に長けている専門業者なら、手間をかけず、確実にジガバチや巣を駆除することが可能です。
また、専門業者に対応してもらえば、確実に駆除をしてもらえるうえ、今後巣を作らせないための予防についての助言を聞けるかもしれません。

費用や駆除作業の内容が気になる方は、業者のサイトを見たり、問い合わせたりすれば、事前に詳細が知れて便利です。

ジガバチに刺されず、安全・確実に駆除を行うためにも、専門業者への依頼を検討してみてください。

まとめ

ジガバチは、土のなかや壁、柱に穴を掘って巣を作り繁殖するハチです。
スズメバチなどと比べて攻撃性は低くおとなしいハチですが、刺激してしまうと刺されてしまう可能性があります。
また、毒性のある針を持っているため、小さいお子さんやペットのいるご家庭では特に注意が必要です。
刺されてしまえば痛みを伴い、体質によっては体調に異変が起こるリスクも。
また巣穴は見た目が気持ち悪く、庭先に巣を作られてしまうと、不快に感じる方もいます。
もしジガバチを見かけた場合は、自分で駆除するか、専門業者への駆除依頼を検討するとよいでしょう。

ハチを駆除する専門業者のなかから、どの業者を選べばよいかわからないという方には、「ハチ駆除119番」をおすすめします。
「ハチ駆除119番」は、ハチの巣駆除を専門に対応しており、24時間365日対応。
また、再発保障の制度では、1週間以内に同じ女王バチの巣ができた場合は、すぐに対応してくれます。
巣の場所や大きさによりますが、即日駆除にも対応しており、料金帯も基本料3,000円~とお手頃です。

ジガバチの巣が庭にできてお困りの方は、一度相談してみてはいかがでしょうか。
https://hachi99.net/

その他のサービス

  • ガラスの緊急隊
  • 金庫鍵開けセンター
  • G駆除24
ページトップへ