「佐賀市巨勢町東西」キイロスズメバチ駆除

佐賀市巨勢町東西で軒下に巨大な蜂の巣があるとご連絡を受けて、駆けつけました。
巨大と聞いただけで、おそらくキイロスズメバチであろうと推測できます。
キイロスズメバチは、最初は屋根裏や壁の中、雨戸の戸袋など雨風がしのげる閉鎖空間に巣を作ります。
ですが、繁殖して、蜂の数が増えて巣が手狭になると引越しをするのです。
その際は巣を大きく広げられる、開放的な場所に巣を作っていきます。
軒下は雨風がしのぎやすいうえ、大きな巣を作れる絶好の場所なのです。
引越しをする時点では、キイロスズメバチの数も大量になっているので、巣作りのペースも非常に速いです。
そのため、2ヶ月前には何もなかったとしても、ほんの少しの間で驚くほど大きい巣を作ります。
今回の巣も、大人が両手でようやく抱えられるような大きさでした。
キイロスズメバチはとても敏感なので、わずかな振動や人が近づく気配を感じただけで、巣の中からキイロスズメバチがどんどん飛び出してきます。
執拗に攻撃してくるのでとても危険です。
防護服をしっかり着用するのはもちろんですが、少し離れた場所から、薬剤の噴霧器で噴射することや燻煙剤を棒に付けて巣を燻煙して内部のキイロスズメバチ駆除を行わなくてはなりません。
巣の内部に残っているキイロスズメバチ駆除を行い、蜂の巣を撤去するだけでは適切な駆除とは言えません。
巣の外にいるキイロスズメバチが戻ってくれば、再び巣を作られるおそれがあるためです。
そのため、内部のキイロスズメバチ駆除を行った後、巣を残したまま、巣に戻ってくるキイロスズメバチ駆除を行います。
戻ってきたキイロスズメバチに直接薬剤をスプレーして駆除するほか、巣の中に戻れば、すでに殺虫剤が効いているので、その作用で死滅していきます。
戻り蜂の駆除が落ち着いたところで、巣を除去しなくてはなりません。
大きいですし、軒下という高い場所での作業となりますので、バランスを崩して落下することや巣を落とさないよう慎重に作業することが大切です。
高所での蜂の巣除去は慣れているとはいえ、毎回違う場所での作業となりますので勝手は異なります。
大きい巣が落ちないように支えられるよう、軒下の木部にかなり硬く固着していたため、剥がすのに少し苦労しました。
巣を抱えてハシゴをおりてくると、お客様がホッとしたような、驚いたような表情で待っていました。
キイロスズメバチ駆除を行っている間は、刺激された蜂に追い回されて刺されるおそれもあるので、お客様には室内で待機をしていただいておりましたが、巣を撤去する段階では内部の蜂も死滅していますので、見てもらうことが可能です。
自宅に戻って家族に見せたいとのことで、スマホのカメラで何枚も写真を撮影されていました。
確かに、今回の巣は巨大で、記念撮影レベルの大きさです。
最近は佐賀市巨勢町東西でも空き家が増える傾向にありますが、人がいないと、キイロスズメバチはより安心して巨大な巣を作ることができるので注意が必要です。