「神埼市脊振町服巻」クマバチ駆除
神埼市脊振町服巻にお住まいの方から、木に黒い蜂のようなものが巣を作っている、穴が開いているとお電話をいただきました。
木に巣穴を作る蜂らしきものといえば、クマバチしかありません。
クマバチはとても強靭なアゴを有しており、なんと木を削ることができます。
樹木や木造住宅の軒下、寺の梁などの木部に穴を開け、細長く奥深い巣を作ります。
クマバチ自体はあまり狂暴性はなく、スズメバチのように人を攻撃することはありません。
毒性もそこまで強くありませんが、やはり刺されれば、腫れることや赤くなるので注意が必要です。
何より怖いのは、樹木や建物の木部が腐食して劣化していくことです。
巣穴を作ることで空洞が生まれ、樹木は枯れてしまうことがあります。
住宅や寺などの木造建物の場合は、掘られた場所から雨水などが染み込むなどし、次第に弱ってしまうので注意が必要です。
気付かずに放置してしまうと、仮にクマバチがいなくなった状態でも、どんどん劣化が進み、建物が弱る場合や雨漏りなどの被害が生じますので厄介です。
住宅やお寺の木部に巣を作られた場合は、クマバチ駆除を行ったうえで、穴を塞ぎ、雨水が浸入しないように簡易的ながらも大工仕事のような作業が必要になります。
今回は庭木だったのですが、空洞化が激しく、そのままでは倒壊のリスクもあり、伐採のご提案をしました。
もっとも、伐採するからといってクマバチをそのままにしておいては、再び巣を作られてしまいます。
そのため、まずはクマバチ駆除が必要になります。
日中はクマバチが飛び回っているので、帰って来たところでクマバチ駆除を行わなくてはなりません。
待っている間は、木の内部に入っているクマバチ駆除を行います。
巣穴に入ったままで木を伐採すれば、クマバチが外に出て、別の木に巣を作ってしまうかもしれないためです。
奥のほうに入っているクマバチが入り口のほうに出てくるように、独自のノウハウで仕向けていきます。
入り口に出てくるクマバチを次々に捕獲して駆除します。
同時に巣穴へと戻ってきたクマバチも順次駆除しました。
ほぼいなくなったと思われた時点で、チェーンソーで樹木を伐採します。
高木などの場合は、伐採のプロにお任せしますが、今回の木は背も低めで細めの木でしたので、弊社で伐採を行いました。
念のため、切り口から巣穴を調べましたが、1匹程度しか残っておらず、ほぼすべて駆除ができたと思われます。
お客様からは、「まさか木の中に巣を作る蜂がいるとは知らなかった。巣は外側に丸くできるものだとばかり思っていた。」と驚きの声があがりました。
確かに珍しい性質ですが、蜂というと刺されると怖い、危険といったイメージが先行しますが、庭木をダメにすることや建物を腐食してしまう怖い蜂もいますので、注意が必要です。
クマバチは名前の通り、クマのような黒くて毛むくじゃらな特徴の珍しい見た目の蜂です。
体は小さいですが、クマのように見える蜂を見つけたら、すぐにご連絡ください。
お客様の声
神埼市 A.F様
我が家は神埼市脊振町服巻にある一軒家なのですが、庭が割と広く、最近は奥のほうまで手入れが行き届きません。
久しぶりに奥のほうまで見回りをしていたところ、黒い虫が飛び回っている木がありました。
不審に思って見てみると、木が一部空洞化していました。
黒い蜂のような虫が、その穴を出入りしているのを見つけ、驚いて電話をした次第です。
点検してもらうと、クマバチの巣だとわかりました。
木を巣穴にする蜂がいるとは驚きでした。