「瀬戸内市邑久町福中」コガタスズメバチ駆除
瀬戸内市邑久町福中のお客様から、庭の剪定をしていたら、木の茂みから大きなスズメバチが飛び出してきたとご連絡をいただきました。
木の茂みから、大きなスズメバチというと、オオスズメバチの可能性も少なくありません。
オオスズメバチは庭の土の中や木の根元、木の洞などに巣を作るためです。
訪問して飛んでいる姿を確認すると、コガタスズメバチだとわかりました。
コガタスズメバチというと小さいサイズに思われますが、オオスズメバチに比べると小さいだけで、特別に小さいわけではありません。
コガタスズメバチは家屋の軒下や樹木の枝、生垣など空間が広いところに巣を作る傾向があります。
どんどん巨大化していくので、空間が確保しやすいところに作るようです。
最初のうち、春先から5月頃までは、壺をひっくり返したような特異な形をしています。
上のほうは直径10cm程度の球形で、先が細く筒状になっているのです。
この時期のハチの巣は、実は女王バチが1匹だけでコツコツと作り上げたものです。
そのため、全体的にサイズは小さく、入り口が細くなっていて、外部から侵入しにくく、保温性も高い形状になっています。
ここで産卵をし、働きバチが羽化してくると、一気に巣が拡大していくのです。
大量の働きバチが出入りするには入り口が狭いので、細い筒状の部分は破壊されます。
丸い部分をベースに巣が拡張していきますが、まるで大工さんのように巣作りを行います。
現在の巣は狭いので、壁を壊すかのように破壊し、底に新たな壁を形成していくような形です。
働きバチは外から朽ち木や樹皮などをついばみ、強靭な顎で噛み砕き、自らの唾液を混ぜたもので巣の壁を作っていくので、見た目はマーブル模様のようになります。
集めた木の皮の色によって、巣の色合いに違いが出ます。
コガタスズメバチの巣は茶色やこげ茶のケースも多いですが、使用した木の種類によっては白っぽくなることも少なくありません。
今回の巣は、やや太めの枝を持つ庭木に吊り下がるように作られていました。
ほかの庭木の枝葉に隠れており、吊り下がっている木や周囲の木と同系色だったため、気付けない可能性もあるほど同化しています。
もし、気付かずに剪定を進めていたり、木を揺らしたりしていたら、巣を攻撃されたと思ったコガタスズメバチが飛び出してきて刺されたかもしれません。
お客様は刺された経験があるとのことでしたので、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性も少なくありません。
一度刺されると毒に対する防御反応が体に備わるため、再び刺されると過度に反応してしまい、重篤なショック状態を引き起こすおそれがあるのです。
お客様には室内に退避して安全を確保していただきました。
防護服をしっかりと身に着け、周囲に飛び回るコガタスズメバチに薬剤を撒きます。
庭木が多い場所なので、なるべく枝葉に薬剤がかからないよう、ピンポイントで巣を狙って噴霧します。
コガタスズメバチの動きが収まったところで、枝から巣を切り落とし袋に詰めました。
お客様の声
瀬戸内市 H.A様
自宅の庭には、生垣があり、さまざまな庭木が植えられています。
忙しくて剪定をする暇がないうちに梅雨に入り、ようやく梅雨明けして生い茂った庭木を剪定していたら、大きなスズメバチが飛び出してきて、危うく刺されそうになりました。
私は過去に一度、農作業中にスズメバチに刺された経験があり、とても痛い思いをしていたので、刺されずに逃げられて良かったです。
巣があるかもしれないと思い、すぐにスズメバチ駆除を依頼しました。