「吉野ヶ里町立野」アシナガバチ駆除

佐賀県吉野ヶ里町立野にお住まいの20代の方から、蜂の巣の駆除を依頼されました。詳しくお話を伺ったところ、エンジンルームの確認のためにボンネットを開けたところ、その中に蜂の巣を見つけたという状況でした。車検も近かっため、なるべく早めに駆除をお願いしたいといった様子でした。幸いにも、ちょうど現場から割とすぐ近くに我々もいたため、今からでもそちらへお伺いしても良いか提案させていただきました。お客様は快く承諾してくださったため、すぐに現地へ向かうことになりました。 20分もかからず現地へと到着し、早速巣の様子を確認することになりました。その際には、バンパーの隙間をシートで囲み、蜂が外に逃げ出さないようにしてからゆっくりとボンネットをかけます。エンジンルームを見てみると、ライトの裏側に15cmほどの蜂の巣があることが確認できました。外観はお椀を逆さまにしたシャワーヘッドとも呼ばれる形状をしており、濃い灰色をしていることからアシナガバチの巣であることが判明しました。 アシナガバチというのは、漢字で「足長蜂」と書き、文字通り脚が一般的な蜂と比較して長くなっている蜂です。黄色と黒色の縞模様が入ったその特徴的な姿から、危険なイメージがありますが、実はおとなしい性格をしていることで知られています。ただし、いきなり近づいたり巣を刺激してしまうと一斉に攻撃してくるので注意しましょう。 活動時間は主に温かい日中が多く、夜間は気温の低下とともに体温が下がるので、動きが鈍くなってしまいます。活動時期は4月〜11月頃までとされており、毎年夏に働きバチが羽化すると攻撃性が強まります。 また、全体的におとなしい性格ではあるものの、アシナガバチが持つ針には強い毒が含まれているので、刺された場合はすかさず毒を傷口から搾り出したり、病院で適切な処理をしてもらいましょう。 巣に関しては、家の軒先や壁面、木の幹などに作られることが多く、今回のようにボンネットやタイヤと車の間に巣を作るケースもたまにあります。巣が小さいうちなら自分で駆除することも可能ですが、初心者だと刺される危険性もあるので業者にお任せするのが確実だと言えます。 本件においては、我々になるべく早めに巣の駆除をご希望されていたため、まずはその場でお見積もりを作成し、料金の承諾をいただくことになりました。その後無事、承諾を得られましたので、巣の駆除へと入ります。 手順としては、まず蜂を刺激しないような白の防護服を着用します。続いて、蜂の巣に向けてジェットタイプの殺虫剤を噴射しました。この時、なるべくエンジンや配線にスプレーがかからないように細心の注意を払いました。徐々に巣から出てくる蜂の数が減ってきたため、手で巣を取り除きました。その後、取り除いた巣の中にしっかりと女王蜂の死骸があることを確認できましたので、駆除は終了となります。アシナガバチは場所に固執する蜂ですので、巣を除去しても女王蜂が生存している限り、再び同じ場所に営巣してしまう傾向があります。そのため、ご自分で駆除をする場合などは、女王蜂までしっかりと退治してください。 最後に作業完了の報告のため、お客様のもとへまいりました。お支払いは、カード払いをご希望されたため、カード決済用の端末でその場でお支払いいただき、一連のお取引が終了となります。 蜂という生き物は、軒下や木の幹といった場所以外にも今回のような人の目が付きにくい場所に営巣しているケースも多々あります。ハチ駆除119番では、巣の駆除からではなく、巣の捜索からでもご依頼をお受けしておりますので、お近くで蜂の姿を見かけただけでも、ぜひ気軽にお問い合わせください。