「竹田市門田」ミツバチ駆除
竹田市門田にお住まいのお客様から、大切なモミジの木の上にミツバチが巣を作ってしまった、アリがたかって困っているとご相談をいただきました。
すぐにお伺いすると、小さなアリが大量にモミジの木を行列をなしてのぼっていく様子が目に入ってきます。
その上を辿ると、ソフトボール大くらいのミツバチの巣がありました。
実際にはミツバチの巣は球形ではありません。
ハチミツの塊や蜜ろうなどが下に下がる板状の巣を作ります。
そこに働きバチがびっしりとまとわりついているので丸く見えるのです。
巣の位置が明確で、住宅の一角に作られるよりは駆除はしやすいですが、一方でモミジの木や周囲の木や草花になるべく影響を与えないようにミツバチ駆除をしなくてはなりません。
薬剤を噴霧するので、多少なりともモミジの葉や枝に影響が加わります。
その点をお客様にご了承いただいたうえで作業に入ります。
お客様には自宅内に退避していただき、念のため窓はすべて閉めていただきました。
防護服をしっかり着用のうえ、噴霧器のノズルを伸ばしてミツバチの巣に噴霧します。
働きバチは外側にとまっているものが多いため、一斉にミツバチが散らばります。
離れた場所にいるので、直接向かってくるリスクはほぼありません。
一定の距離を保てば、こちらに到達する前に息絶えて落ちていきます。
働きバチたちは、周辺に蜜を集めに飛び回っており、それらが戻ってきます。
ミツバチの行動時間は10分~15分程度と言われているので、30分ほど待っていればこの巣に棲んでいるミツバチのほぼすべてを駆除することが可能です。
戻りバチに薬剤を吹きかけ、巣に戻って薬剤に触れて死滅するのを待ちました。
およそほぼ駆除できた段階で、モミジの木の近くに脚立を置き、巣を枝ごと切り落とす作業を行いました。
枝ごと巣を切り取って袋の中に入れますが、ハチミツが垂れ、かつけっこうな重さがあります。
ハチミツが溜まっているためです。
作業はこれでは終わりません。
まず、周囲に落ちたミツバチの死骸を可能な限り回収します。
ほうきや大きなピンセットを使いながら回収していきます。
死骸をそのままにすると、またアリやらミミズやらが大量に集まってしまうためです。
次にモミジの木の処置もしないといけません。
ハチミツが樹木に垂れてしまっているので、ホースを使って水をかけながら、柔らかい布やスポンジを使ってこすり落としました。
高圧洗浄機を使うと木を傷めてしまう可能性があるので、丁寧に作業することが必要です。
水で周囲に群がっていたアリも流れていきます。
もっとも、大量のアリは水を流した程度では死滅しないので、アリの駆除剤も撒いて防除措置を採りました。
モミジの木は枝の一部を切り落とすことになりましたが、おそらく元気に復活してくれると思います。
ひどいケースではアリに木もやられて、内部が空洞化して枯れてしまうこともあるので、ミツバチの巣が木に作られているのを見つけたら、早めのミツバチ駆除がおすすめです。
お客様の声
竹田市 D.F様
自宅庭を掃除していたらアリの行列を見つけました。
植えてから年月が経過しているモミジの木をどんどん登っています。
虫やミミズの死骸に群がっているアリや孫がこぼしたお菓子に群がるアリの行列は見たことがありますが、木を上がっていくアリの行列を見たのは初めてだったので驚きました。
その方向を見上げると、なんとハチの巣があったのです。
鳥にでもつつかれたのか、ハチミツが漏れていて、そこにアリが群がっていたのでした。
モミジの木を助けたい一心で、ミツバチ駆除を依頼しました。