「竹田市戸上」クマバチ駆除
竹田市戸上のお客様から、古民家をリノベーションしようとしたらクマバチが群れを成していて工事を進められないとご相談をいただきました。
大工さんは、古民家のどこかに巣が作られているとピンと来たようです。
過去にクマバチで朽ちてしまった垂木の修繕工事をした経験があるとのことでした。
移住されてきたお客様は最初、弊社のスタッフと大工さんの会話の内容が理解できていないようでした。
無理もありません。
まさか、ハチが木材に穴を掘って棲みつくとは想像もつかないことでしょう。
クマバチはほかのハチと異なり、球形やハス状の巣を作りません。
古木や築年数の経過した木造建物の梁や垂木などの材木に穴を開けて、巣穴を堀って棲みつきます。
内部で女王バチが産卵して幼虫が生まれ、エサがやりとりされますので、その内部が腐食するなどダメージが加わってしまいます。
クマバチがいなくなっても、空洞が残り、雨が入ることやほかの虫が入り込むなどして弱ってしまい、最悪の場合、ボロボロになってしまうので注意が必要です。
大工さんがクマバチを見かけた辺りを中心に木材を見ていくと、屋根の垂木の端のほうに穴を見つけました。
この時点で、ようやくお客様も状況を理解されたようです。
もし、リノベーションをしなかったら、気付かず暮らし始めてしまい、あとで雨漏りや垂木修繕などの手間がかかったかもしれないとおっしゃっていました。
クマバチ駆除のコストを負担するほうが、垂木の修繕工事より安く済むし、家が守れて良かったと喜んでくださったのが印象的です。
お客様や大工さんには、ひとまず室内に退避していただき、防護服を着用のうえで、クマバチ駆除のスタートです。
周囲に飛び回るクマバチに薬剤をかけて駆除するとともに、巣穴に薬剤を入れます。
しばし出口を塞いで、外に飛び出てこないように安全を図るとともに、薬剤の浸透を待ちました。
最初はクマバチ独特のブンブン言う音が聞こえていましたが、次第に聞こえなくなりました。
ほぼ死滅したと思われたので、今度は巣穴に細い耳かき状の棒を差し込み死骸をかき出します。
中に入ったままでは腐るなどして、木材を弱めてしまうおそれも否めません。
黒い成虫や幼虫の死骸をかなり取り出すことができました。
通常であれば、巣穴を塞いで雨や他の害虫などが入り込むことやクマバチが再び巣にすることのないように処置を施します。
今回は本職の大工さんがいらっしゃいましたので、あとのことはバトンタッチしました。
クマバチ駆除では、クマバチそのものを駆除するだけでなく、巣穴を塞ぐことも大切な作業です。
そのままでは、クマバチが再び巣として入り込んでしまう可能性があります。
クマバチ駆除をしても、外を飛び回っているクマバチをすべて駆除しきれていないおそれがあります。
エサを捕食して帰ってきた戻りバチが、もともと巣があった場所を再び掘ろうとする可能性も少なくありません。
これまでと同じ木ではすぐに掘られるおそれがあるので、新しい硬い木材を入れるなどの対策も必要です。
お客様の声
竹田市 B.L様
竹田市戸上に移住を決め、築年数の古い古民家を安く購入し、リノベーションを行うことになりました。
リノベーションをするために業者の方に現地調査に来てもらったところ、ハチが群れているのが発見されました。
クマバチらしいとのことで、工事を安全に進めるためにも駆除したほうがいいということになり、クマバチ駆除を依頼した次第です。
まさか、家屋内に棲みついているとは思わず、驚きましたが、駆除していただいたおかげでこれからも長く安心して暮らせそうです。