「宇城市三角町波多」クマバチ駆除
熊本県宇城市三角町波多にお住まいの40代のお客様から、住居の軒下に2つもの蜂の巣を発見したと不安そうなお問い合わせがありました。
とにかく怖いので、早く取り除いてほしいと焦っておられました。
私どもとしましては、まずは巣の状態を見せていただいていろいろと判断する必要があります。
お客様からのお電話だけでは、どんな蜂の種類なのかもわかりかねます。
お客様にはご自身では何もされないようにお伝えして、お伺いする日時を決めました。
時として、気持ちが焦るばかりに、ご主人などが巣を取り除こうとされる場合があるのです。
それは非常に危険行為で危ないです。
私どもが伺うまではとにかくじっとしておいていただくのが賢明と言えます。
さて、現場を見せていただくと、飛んでいる蜂を見てすぐにクマバチであるとわかりました。
クマバチはブーンと大きな音を立てて飛び回るので怖いイメージがありますが、実際は人間に攻撃を与える確率は低いです。
ずんぐりとした姿で、オスは毒針を持っていません。
メスには毒がありますが、それほど毒性は高くないでしょう。
ただし、刺されるとアナフィラキシーショックを引き起こす可能性はあります。
刺された時の痛みも強いのは確かです。
また、クマバチの場合は、柔らかい材木に巣を作る傾向にあります。
それも、このお客様のお宅のように、近くに複数の巣作りを行うことも珍しくないのです。
厄介なことに、建物を支える柱や垂木などに穴を開けられると家屋に大きな被害を与えます。
巣のために建物の老朽化が進んでしまうのもクマバチの巣の問題点です。
刺される恐怖に加え、家屋へのダメージも大きいと言えます。
そのまま巣を放置していると、建物の強度が落ちて地震の時などに家屋が崩壊しやすくなってしまいます。
さらに、柱に開けられた穴からシロアリが侵入するなどの二次的被害も生じることもあるでしょう。
このような説明をお客様にお話ししてから作業に入りました。
お客様は知らないことだらけだったと言われ、除去をお願いして良かったと言ってくださいました。
クマバチは嗅覚が優れているので、髪料や柔軟剤など臭いが強いものに敏感です。
そういったものを身に着けないように心がけ、防御服に身を包みます。
そして、クマバチの巣の除去は夜間に行わなければなりません。
日中に活動するため、昼間に駆除すると抵抗が強くなり攻撃される可能性があるからです。
昼間にしっかりと巣の状態や場所を確認したうえで、日が落ちてから作業を開始しました。
クマバチは赤い光を認識しにくい特質があります。
それゆえに、懐中電灯の発光部に赤いセロファンを貼っておきます。
巣に向かって殺虫剤を噴出し、出てきた蜂も殺していく形です。
風が強い日は殺虫剤が飛ぶので気を付けます。
巣穴から蜂が出てこなくなったら、内部から死骸を掻き出します。
最後に巣穴を塞いで完了です。
しっかりと駆除を行い、確認してお客様にも現場を見ていただきました。
2つの巣を取り除くのにかかった作業は約50分でした。
いろいろな意味ですっきりしたとお客様の笑顔を見られて良かったです。
お客様の声
宇城市 E.S様
玄関先でブンブンと蜂が飛び回ることが増えました。
5月という気候で蜂が多いのかと思っていたのですが、なんと家の軒下に2つも蜂の巣を見つけたのです。
あまりにもショックで泣きそうです。
子どもも高齢の母も住んでおり、刺された時のダメージを思うと不安が募ります。
そこで主人と蜂駆除専門業者を探して駆除をお願いした次第です。
非常に手際良く作業していただいて、ありがたい限りです。
このたびはお世話になりありがとうございました。