「人吉市九日町」キイロスズメバチ駆除
人吉市九日町のお客様から、巨大なハチの巣ができてしまったので来てほしいとご連絡を受けました。
梅雨前に見た時は、とても小さく放置してしまったということです。
巣の形状からキイロスズメバチだとわかりました。
キイロスズメバチをはじめ、ハチの多くは最初は女王バチが1匹だけで巣作りをします。
その時は巣はとても小さく、形もいびつな場合があります。
ですが、産卵してふ化し、働きバチへと成長すると、巣作りを手伝うようになるため、一気に巣が大きくなってしまうのです。
最初は100匹ほどの働きバチが、10倍の1,000匹以上へと急拡大していくので、巣の成長も目覚ましいものがあります。
そのため、5月頃までは小さなハチの巣であっても、6月、7月とどんどん大きくなっていくので注意が必要です。
今回は、7月に入ったばかりの時点だったのでまだ小さいほうですが、8月、9月になるとさらに巨大化し、キイロスズメバチの数も増殖するので、プロの駆除業者であっても手を焼きます。
巣を守ろうと一斉に攻撃してくるので、キイロスズメバチ駆除のリスクも高くなるからです。
巣の場所はベランダから近いので、ベランダから作業をすることにしました。
お客様には室内に退避してもらい、窓をしっかり閉めて開けないようにお願いします。
巣を薬剤で攻撃されて驚いたキイロスズメバチが窓から入り込み、刺すリスクもあるためです。
近づくのは危険なので、薬剤噴霧器の柄を伸ばし、離れた場所から巣に薬剤を噴霧します。
キイロスズメバチが飛び出してきましたが、薬剤の作用で刺す力も残っておらず、ベランダにボトボトと落ちていきました。
怖いのが、外から戻ってくる元気なキイロスズメバチです。
巣が攻撃されているとわかると、牙をむいてきます。
そのため、姿を見かけたら、すかさず手元のスプレーを噴霧して駆除します。
巣の中が鎮まり、戻りバチも来なくなったところで、ハシゴをかけて巣を駆除しました。
かなり大きくなっていましたが、万が一生き残りが飛び出してくるといけないので、袋に入れて薬剤を噴霧したうえで袋の口をしっかり縛ります。
ベランダに落ちた死骸もきれいに回収します。
死骸をうっかり触ると、死んだハチの体内から針が飛び出し、毒液に触れてしまうおそれがあるので注意しなくてはなりません。
ベランダはご家族が使う場所でもありますので、1匹残らず死骸を回収しました。
今回のケースでは、梅雨前の巣が小さい時と梅雨明けの巣が巨大化した時点で、同じ場所にあったので大丈夫だと思いますが、キイロスズメバチは働きバチが増えてくる初夏に引越しをするケースが少なくありません。
閉鎖的な空間から、解放的な軒下などに巣を作り直し、働きバチがせっせと働いて巨大な巣を作るのです。
こうしたケースでは、引越し前、引越し後の巣を見つけて駆除しないと、引越し前の巣にもハチが残っているリスクがあります。
引越し後の巣を駆除しても、再び巣が巨大化するリスクもあるので注意が必要です。
お客様の声
人吉市 S.T様
5月の下旬頃に、自宅裏手の軒下にハチの巣を見つけました。
とても小さかったので、あまり深刻に考えておらず、その後梅雨に入り、雨の中、あまり裏庭に行く機会もなかったので、存在を忘れていました。
梅雨が明け、そういえばと思い出して裏庭に回ってみると、目を疑うくらい大きなハチの巣が吊り下がっています。
あまりのことに恐怖を感じ、駆除を依頼しました。
働きバチが増えると一気に巣が大きくなることを聞き、放置はいけないなと肝に銘じました。