「呉市川尻町柳迫」キイロスズメバチ駆除
呉市川尻町柳迫でのお客様から、山吹色の見たことのないハチに刺されて痛い思いをしたので来てほしいとご連絡を受けました。
傷の状態を伺ったところ、一時的に腫れたけれど、医院に行って落ち着いてきたとのことです。
軽症で済んで何よりでしたし、医師に診てもらったとのことで、こちらとしても安心できます。
山吹色と聞き、キイロスズメバチだろうと推測がつきます。
キイロスズメバチは、人間が刺激を与えなくても、急に襲ってくることがあるほど攻撃的な性格です。
しかも、体はオオスズメバチのように大きくない割に毒性も強く、刺された際の痛みもひどいです。
ジリジリと痛み、刺された場所が大きく腫れ上がるほか、状況によってはアナフィラキシーショックを起こすケースもあるため気を付けなくてはなりません。
スズメバチは、種類によって好みエサもそれぞれ違うのですが、キイロスズメバチはハエやクモ、バッタやセミといった昆虫を捕食して幼虫に与えるなど、肉食派で狂暴性を感じます。
一方で、クヌギやカシなどの樹液やサザンカの蜜、ブドウやカキなどの果物も好んで食べます。
そのため、庭にサザンカの木などがあるご家庭は近づかれないよう気を付けたほうがいいでしょう。
人間の暮らしへの環境適合性も高く、ジュースなどの空き缶を見つけて、缶に付着している糖分なども摂取するようになっています。
そのため、住宅街などをはじめ、コンビニなどに設置されているゴミ箱などに近づいてくる可能性もあります。
勝手口などに洗っていない空き缶や缶詰の缶、飲み残しのペットボトルなどを放置しているとキイロスズメバチがやってきて、場所を気に入り、近くに巣を作られるおそれもあるので気を付けましょう。
ご自宅や周辺の調査をしたところ、2階の軒下にラグビーボール大の巣が見つかりました。
攻撃性が高く、襲ってくるリスクも高いので、なるべく離れた距離から柄の長い噴霧器を使って殺虫剤を噴霧します。
驚いたキイロスズメバチが飛び出してきますが、冷静に対処すれば、薬剤がかかっているので、ほどなく落ちていきます。
キイロスズメバチの動きがなくなったのを確認して巣を除去しました。
この際も、死んでいるからといって、うかつに素手でキイロスズメバチの死骸を触るのは危険です。
死骸も実は危険で、うっかり手で触ると毒針が飛び出してきて、毒液が手に触れてしまい、かぶれるなどの危険があります。
周囲に落ちた死骸も可能な限りかき集めました。
袋の中に駆除したキイロスズメバチの巣と、かき集めた死骸を入れ、万が一生き残っているリスクに備え、殺虫剤を噴霧してから口を硬く閉じます。
キイロスズメバチはほかのスズメバチと比べて活動期間も長く、まだ肌寒い3月頃から11月頃まで活動します。
中でも、卵が孵化し始める6月以降は、どんどん働きバチの数も増えていくので注意が必要です。
夏場などは特に数も増えて攻撃性も増すので、ご自身で駆除しようとせず、プロにお任せください。
お客様の声
呉市 T.U様
ガーデニングが好きで、呉市川尻町柳迫の自宅庭でバラの手入れをしていたら、山吹色のハチのようなものが飛んできました。
初めて見る色だったので驚いてしまい、思わず手で払ったら、チクッと衝撃が走りました。
ハチに刺されてしまい、その瞬間の痛さといったら、これまでの経験にはないほど、ビリビリとしびれるような感覚です。
みるみる腫れてきたので、氷で冷やしつつ、急いで近くのかかりつけ医のところに駆け込みました。
先生から「おそらくスズメバチだろう。」と言われたので、怖くなって駆除を依頼した次第です。