「呉市望地町」アシナガバチ駆除

広島県呉市にご在住のお客様よりご依頼頂き、アシナガバチの巣の駆除をして参りました。ご依頼頂いたのは梅雨が終わり本格的な夏が始まろうとしていた頃でした。本格的にハチの活動が活発になる時期です。午後1時過ぎにオペレーターより連絡が入り、呉市望地町の方よりスズメバチについての出動依頼を受けました。お客様は迅速な作業をご希望との事で、直ちにお客様のお住まいのある望地町に向けて出発しました。午後2時過ぎに現地に到着しました。お客様のお住まいは標準的な2階建の戸建て住宅で、旦那様が自家用車で出勤中との事で、空いた駐車場に作業車を停めさせて頂きました。今回のお客様は40歳くらいの女性の方で、詳しくお話を伺うと、住宅の屋根の下にスズメバチの巣ができているので困っている、との事でした。そこで、スズメバチの巣がある場所へ案内して頂くようお願いしました。お客様と共に玄関より外に出て、外壁に沿って脇道に入ります。そこで、お客様は立ち止まり上を指さしました。見上げてみると、屋根の下にハチの巣ができているのが確認できました。白い幼虫が入った育房が数十個見え、その巣を見た瞬間にアシナガバチの巣だと分かりました。お客様はスズメバチと勘違いされておりましたが、その場でアシナガバチだとお伝えし、スズメバチと同様に強い毒を持っている危険なハチである点についてご説明しました。そして、巣を除去した場合の料金についてもご案内しました。お客様はしばらく考えておられましたが、せっかく来てもらったのだからと、正式な駆除依頼をしていただきました。すぐに作業に取り掛かりました。いったん作業車に戻ると、車内で白色の防護服に着替えます。シールド付きの防護帽を準備し、今回は2重に手袋を装着しました。と言うのも、アシナガバチの針はスズメバチよりも長く普通の手袋だと貫通してしまう危険性があるからです。そして、今回は高所での作業なので梯子を取り出し、巣のある所まで運びました。住宅の外壁に梯子を立てかけ、安定性を確認してからゆっくりと登りました。アシナガバチの巣は育房が露出しているため、今回は巣に穴を開ける必要はありません。ギッシリと白色の幼虫が詰まった育房に向けて薬剤を直接噴霧していきます。今回の巣には50匹から100匹程度のアシナガバチがいるようで、5分程度、薬剤を噴霧するとアシナガバチの活動は落ち着きました。次に、巣の除去作業に移ります。高所での作業なので慎重な作業が必要でした。基本的に左手は梯子を掴んだままの状態で、腰にぶら下げていた片手鋸を右手で握り、巣を切り離していきます。屋根と巣の結合部を少しずつ削っていき、上手く外れそうになった所で巣の上部を右手でつかみ、引き抜くようにして巣を外しました。巣を落とさないように右手で握ったまま梯子を一段ずつ降りていきました。地面に到着したところで、巣を袋に入れて封をしました。アシナガバチは同じ場所に営巣しつづける習性があるため、再び梯子を上り、屋根にこびりついた巣の残骸を綺麗に除去しました。一通り作業を終えた所でお客様をお呼びし、回収した巣を見て頂き、作業完了の報告を行いました。最後に作業工賃をその場でお支払い頂いて、その日の作業を終える事ができました。今回はアシナガバチの駆除でしたが、長い針を持つアシナガバチに刺されてしまうとスズメバチ以上の被害が出る可能性もございます。アシナガバチは高所に巣を作る場合が多く、屋根下や軒下、ベランダの裏などに注意して頂く必要がございます。当方へご依頼いただければ、アシナガバチの巣の駆除も行いますので蜂の巣駆除をご検討でしたらお気軽にご連絡ください。