「福山市藤江町」ヒメスズメバチ駆除

今回ハチ駆除にお伺いしたのは、7月上旬のことです。福山市ハチ駆除119番のコールセンターに、平日19時頃にお電話がありました。内容を簡単にご紹介すると、玄関前の土手のところにハチの姿があり、土の中に入っていくので巣があるだろうとのことでした。周辺からも苦情がきているため、できるだけ早くきてほしいとお伝えされました。現場は、広島県の福山市藤江町にある一戸建てです。お電話口の方は40代男性で、現在は誰も住んでいない空き家となっているので巣の存在に気づかず、ハチの被害に遭いそうになった近所の方から駆除依頼をされたとのことでした。現場に到着できるのが21時以降になるとのことだったので、その時間に対応できるように福山市の指定の住所に向かいました。 現場に到着すると、すでにご依頼者様が待っていました。ご依頼者様もハチの巣の場所は分からないとのことだったので、車の中で待機していただいた状態で、こちらで巣を探すことにしました。作業開始が21時だったので、あたりはすでに暗くなっています。ライトで照らしながら、玄関周辺をチェックしていきました。たしかに玄関周辺には、数匹のヒメスズメバチの姿を確認することができました。ハチの動きをたどっていくと、玄関の近くにある土手のところに入っていくのを確認できたため、確認してみると土の中に巣があることが分かりました。まずは現場の状況を確認した上で、ご依頼者様にご相談をさせていただきました。現状を伝えた上でお見積りを提示すると、すぐにご了承いただけました。1時間ほど時間がかかる旨を伝えて、作業を開始します。まずは刺される危険性を回避するために、防護服で肌が露出している部分をなくします。完全に露出がなくなったら、ライトを持った状態で巣のところに近づいていきます。土手からは巣が少し見えている状態だったので、そこから煙が届くように燻煙剤を配置していきます。火をつけてしばらく置いておくと、煙が巣の中に入っていって、中からハチが飛び出してきます。そのハチに対しては、スプレータイプの薬剤を噴射して駆除を行います。しばらく続けていると、飛び出してくるハチの勢いが弱くなったので、巣に向かって薬剤の噴射を実施します。巣の入口から薬剤を噴射すると、中でハチが動き出します。完全にすべてのハチを駆除するまで、この作業を継続して行います。すべての作業が終了したら、次は回収作業です。現在の状態では巣の全てが出ているわけではないので、外側の土の部分を崩して巣を取り出せる状態を整えます。その上で、巣をそっと出してごみ袋の中に回収していきます。周辺にはたくさんのハチの残骸があるので、それも1つひとつ丁寧に回収を行っていきます。ハチが死んだ後でも、針に当たると怪我をする可能性があるため、回収し忘れることのないように、暗い中でもライトを照らして時間をかけて処理を実施していきました。すべてを回収したら、作業は終了です。