「郡山市湖南」コガタスズメバチ駆除

最近になって寄せられる蜂の巣駆除に関する依頼のうち、多くなってきたのがコガタスズメバチの巣の駆除依頼です。この間も、福島県郡山市のお客様よりご依頼を承り、コガタスズメバチの駆除をして参りました。ご連絡を頂いたのはちょうど夏になったタイミングで、太陽の日差しが厳しく感じられる頃の事でした。オペレーターより伝えられた依頼内容は、ご自宅の庭にできた蜂の巣を駆除して欲しいというものでした。ただ、お客様は蜂の種類までは判別できず、ミツバチではないようだと言われているとの事でした。ハチがミツバチではない場合、複数種類あるスズメバチのいずれかの種類というケースがほとんどです。どのスズメバチも危険なので、早急な駆除が求められます。そこで、こちらから改めてお客様にご連絡して訪問日時の調整を行い、ご連絡を受けた翌日の午前中にお伺いする事となりました。その翌日。お客様のお住まいのある郡山市の湖南地区に到着しました。お客様のお住まいは2階建ての戸建て住宅で、敷地内には広めのお庭がありました。そして、そのお庭の外側には複数の樹木が植えられていました。呼び鈴を押して到着を知らせると、白髪の男性の方に出迎えて頂きました。ご挨拶を交わし、さっそくハチの巣まで案内していただきました。道路に面したお庭の端には複数のツバキの木が植えられており、その内の1本にハチの巣ができているとお客様は言われます。お客様のご案内に従ってツバキの木に向かうと、たしかに膝くらいの高さに木の隙間ができていて、その中に縞模様のハチの巣ができているのが確認できました。その特徴的な縞模様から、コガタスズメバチの巣だと分かりました。コガタスズメバチはキイロスズメバチに比べると大人しいのですが、強い毒性を持っており人体に対する危険性は変わりません。しかも、コガタスズメバチはそれほど活発ではないため巣ができているのに気づき辛く、気づいた時には巣が成長しているという問題もあります。今回の巣は直径20センチほどのもので、バレーボールのような球体をしていました。100匹程度は生息しているものと思われます。一旦、お客様と共にその場を離れ、お客様に作業工賃についてご説明しました。お客様は一刻も早い作業をご希望になり、すぐに駆除作業に取り掛かりました。作業車に戻り、防護服に着替えます。頭部と顔を守るシールド付きの防護ヘルメットを被り、薬剤を準備して手袋を装着しました。着衣を見渡して隙間がないのを確認しました。そして、農薬の噴霧装置を特別に改良した蜂の駆除用の装置を準備し、ツバキの木の元へと戻りました。まず、装置の先端部を巣の前面に突き刺して穴を開け、そちらから薬剤を噴霧します。コガタスズメバチの巣は小規模なので、今回は巣から出てくるハチの数は多くありません。一定量の薬剤を噴霧し終えた所で、次は巣の下部にも穴をあけ、そちらから薬剤を投入していきます。巣の内部に薬剤が十分に浸透した所で回収用の袋を準備し、巣の取り外しにかかります。巣の上下にあるスペースに両手を入れて巣を挟み込むようにして引っ張ってみると、上手く巣を丸ごと引き抜く事ができました。回収用の袋に巣を入れ、袋の入り口から薬剤を再び噴霧し、内部のハチが活動していない事を確認してから袋に封をしました。そして、ツバキの木の周辺に残る少数の戻りバチを網を用いて回収し、周辺の樹木や植え込みに別の巣ができていないかチェックしました。異常がない点を確認してからお客様をお呼びし、袋に回収した巣を見て頂いて、今回の作業を終える事ができました。スズメバチの中では凶暴性が乏しいコガタスズメバチですが、特に都市部で多く生息している姿が確認されています。コガタスズメバチの巣であれば即日の駆除も可能です。そのまま放置するのは危険ですので巣を見つけられたらいち早く弊社までご連絡ください。